更新日:2022年3月31日
- 所属:こころの医療センター
- 入職:令和3年4月
(令和4年3月31日現在)
精神科の特異性
山形県立こころの医療センターは、精神科単科の医療機関です。
一般的な診療科では、診察の他、レントゲン検査や血液検査なども 用いて診断を行います。
しかし、精神科で扱う患者さんの辛さ、苦しさは、
残念ながら画像などではっきりと分かるものではないため、その分、言葉でのやりとりが大切になってきます。
患者さんやご家族とのコミュニケーションを通して、
お話の内容はもちろんのこと、表情や声色なども観察しながら、症状を見極めて診断を行っていきます。
特にお子さんの患者さんは、自分の言葉で苦しさを伝えることに
慣れていないため、なお一層、細かな注意を払う必要があります。
当院を初めて受診され、本当に辛そうなご様子だった方が、しっかりと治療を受けられて笑顔を取り戻せるようになった時には、
この上ない充実感を味わうことができますね。
自称「オタク」
休みの日は、部屋にこもって漫画を読んだり、ゲームをしたり、
YoutubeでVTuberのライブ配信をコメントしながら見たり、といったことをしています。
新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛の要請が出ても、私自身は何の影響もありませんでした。
患者さんと共通の話題があると非常に盛り上がり、距離が一気に縮まります。
「オタク」としての活動が、精神科医師の業務に
活きることも少なくありません。
母を救ってくれた精神科の医師
私が生まれる前に母が精神疾患を患いました。
しかし、良き精神科の医師に出会え、状態が安定したのです。
自分が生を受けたのは、その精神科医師のおかげと考えています。
職場の雰囲気は「めちゃくちゃいい」
職種間の垣根が少なく、同僚のスタッフに気軽に相談できます。
ベテランの看護師さんには教わってばかりです。
感動を味わえる仕事
患者さんの回復度合いは、人によって千差万別です。
そういう状況でも、諦めずに粘り強く治療に励み、
快方に向かった時は、目頭が熱くなる感動を覚えます。