更新日:2022年3月31日
- 所属:新庄病院
- 入職:平成25年4月
(令和4年3月31日現在)
「話す、聞く、読む、書く」をサポート
脳梗塞や脳出血の後遺症などで言葉を失うなどの、コミュニケーション障害を抱えた方のリハビリテーションを担当しています。
果物などの絵の書いてあるカードを患者さんに見せ、果物の名を聞くなど、
患者さんの症状に応じて、さまざまなメニューを組み立てます。
コミュニケーションは人が生活する上で欠かせない活動であり、それを支援する重要な仕事です。
患者さんが言葉を取り戻したり、回復して『ありがとう』と言葉を掛けてもらったりするときが最も充実感があります。
嚥下(えんげ)機能の回復訓練も
食べ物を飲み込む嚥下機能の低下した患者さんも担当しています。
そういった方々は肺炎などを併発する誤嚥のリスクが高まるので、注意が必要です。
食べ物の柔らかさや形など、患者さんに合った食形態を考え、食事指導しています。
重要なのは患者との信頼関係
頭では分かっていても言葉が出てこない患者さんは、
もどかしさでイライラしたり、リハビリを途中で
投げ出したりすることもあります。
この仕事は患者さんと信頼関係を築けるかどうかが
全てであると考えています。
その心掛けを忘れずに、これからも患者さんの気持ちに
寄り添いながら対応していきたいです。
妹の病気を機に言語聴覚士の道へ
中学生の時、小学生だった妹が脳出血になり、上手に話せなくなりました。
その後、妹は言語聴覚士さんのリハビリのもと、
少しずつ言葉を発せられるようになりました。
その時の言語聴覚士さんの寄り添う姿が印象に残っていて、
この職を目指すきっかけになりました。
お出掛けでリフレッシュ
休みの日は外出して気分転換しています。
今は新型コロナウイルス感染症を考慮し、
人込みを避けながら、山や海や川の自然豊かな所に出掛けています。
これからも求められる言語聴覚士
言語聴覚士の仕事はまだ認知度が低いですが、その需要は高まる一方です。
ぜひ、多くの人に言語聴覚士を目指してほしいと思います。
軽症から重症まで多様な患者さんのリハビリを経験でき、
医師や看護師ら多職種のスタッフと共にチームで治療し、
日々勉強でき、スキルアップ環境でもあります。