更新日:2022年3月31日
- 所属:中央病院
- 入職:平成29年4月
(令和4年3月31日現在)
出産直後のお母さんの表情を見られる喜び
ある日の夜勤前に仮眠を取っていたとき、出産で入院していた妊娠中の女性を慰める夢を見ました。
勤務に入ると、夢に出てきた女性がまさに分娩室に入っており、
無事に出産されて生の誕生に立ち会うことができたということがあり、不思議な縁を感じました。
ほっとしながらも達成感に満ちている出産直後のお母さんの表情は、とても美しいです。
赤ちゃんを胸に抱き、愛おしそうに見つめる顔も素敵です。
この時のお母さんの表情を見られることが嬉しいですし、仕事の充実感を感じます。
お産の実習を経験し、助産師の道へ
母が看護師のため小さい頃から医療の世界に関心がありました。
初めは看護師を目指すため看護師養成の専門学校に進みました。
看護実習で偶然お産に立ち会う機会があり、そこで出産されたお母さんの表情を目にしたとき、助産師の道を決意しました。
健やかな成長を促す出発点
出産は常に順調に進むとは限りません。
赤ちゃんの容態が不安定な場合もあります。
体を拭いたり、背中をさすったりして刺激を与え、呼吸を促します。
また、泣き声を上げたか、心臓は動いているか等を確認します。
人工呼吸器で蘇生を図ることも珍しくありません。
出産は状況が目まぐるしく変わり、素早い判断と対応が求められるため、責任がある仕事だと感じています。
将来的には、蘇生術のスキルを上げたいと思っています。
蘇生の処置等で、赤ちゃんのその後の人生が左右されるため、技術を磨き、健やかな成長を促す出発点としたいです。
温かい職場
配属されている病棟の助産師は40人ほど在籍していて、
普段から何かと気遣いをいただいています。
異動したての頃は不安がありましたが、職場の方々からの声がけなどもあり、緊張が緩んだことを覚えています。
勤務は3交代制ですが、生活のリズムを整えることにも慣れてきました。
趣味は旅行に行くことです。
最近は新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか行けませんが、代わりに家でアニメや映画を見たり、
料理を作ったりしてリフレッシュしています。
ママと赤ちゃんが好きなら大丈夫
助産師の仕事は楽ではありません。
自分のふがいなさが悔しくて涙したこともあります。
でも、ママと赤ちゃんが好きな気持ちがあれば、きっと大丈夫です。
皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。