更新日:2022年3月31日
- 所属:新庄病院
- 入職:平成30年4月
(令和4年3月31日現在)
まずは楽しんでもらうこと
リハビリは『楽しんでもらうこと』を心掛けています。
入院患者は行動範囲が主に病室に限られ、気も滅入りがちです。
そのためリハビリの時間は、広いリハビリ室で体を動かし、
気分転換やストレス発散できる時間にしたいと考えています。
リハビリを通じて、生き生きとした表情になるのを見ると、うれしくなります。
そのためには「まずは自分が楽しむ」ことが重要で、
自分が明るく取り組むと、患者さんも笑顔になります。
マンネリにならないようメニューに変化
午前は主に外来患者、午後は入院患者を指導しています。
単調な動きの繰り返しでマンネリにならないよう、
遊びを取り入れたり、器具を活用したりして変化を持たせています。
そして、運動機能も症状も人それぞれなので、人に合わせたメニューづくり取り組んでいます。
当院の作業療法士のスタッフは18人で20代の若手が多く、
とても活気のある職場です。患者さんの状況報告や技術の相談など、
常に職員間でコミュニケーションが取れています。
看護師や理学療法士などから状況や意見を聞きながら、
患者さんのために最も効果的なものはなにか考えることは、とてもやりがいがあると実感できます。
社会科見学を機に作業療法士の道へ
小中学生時代、高齢者施設を訪問する社会科見学の授業があり、
作業療法士の指導を受けながら、
楽しそうにリハビリに励むお年寄りの姿を目にして、この道に興味を持ちました。
県立病院は急性期の医療機関で、
リハビリの知識と技術を高めるのにふさわしい場と思い、県立病院職員を志願しました。
患者さんの回復を実感できることが、一番のやりがいであり、
患者さんから『箸が持てるようになった』とか
『手擦りなしで歩けるようになった』といった報告を聞くことが、
やりがいや充実感となっています。
目指す作業療法士としての姿
常に患者さんの視線に立ち、
不自由のない生活が送れるよう、身体的にも精神的にも
サポートしていくことが
作業療法士の理想の姿であると考えています。