理学療法士 - 山形県病院事業局リクルート・採用総合サイト

更新日：2022年3月31日

（令和4年3月31日現在）

全ては「ありがとう」のために

理学療法士は、立つ、座る、横になる、手のひらを開く、握るなどの

人間の基本的な動作の回復を目指します。

リハビリの対象は主に高齢者の方々でマンツーマンの指導をしています。

患者さんの回復が目に見えて分かるようになるのが何よりうれしく、

『こんな動作ができるようになった』とお礼の言葉をいただいたときが、一番充実感を得る瞬間です。

リハビリも新しい技術と知識が絶えず生まれており、患者さんの疾患の程度と運動機能も千差万別です。

そのため、柔軟な対応力が求められます。

教科書に記載されているような基本的な指導はありますが、

患者個人に合わせたメニューを常に編み出さなければなりません。

中学生の時、職場訪問で社会保健施設に見学に行き、

理学療法士の方がお年寄りを相手にリハビリを施している姿を見て興味を抱きました。

祖母と同居していたこともあり、高齢者と接する機会が多く、

医療か福祉の分野で機能訓練の仕事に携わりたいと考えていました。

リハビリ室のスタッフはおよそ30名で、みんな気軽に相談し合える仲です。

20代の若いスタッフが多く、私は後輩に指導する立場になります。

スタッフ通しが技術と知識を共に高め合える関係にあり、スキルアップのできる環境です。

病院でのリハビリではありますが、入院中から『退院後も安全な生活を送れるか』と念頭に置いて取り組んでいます。

また、それが中核病院の役目だと思っています。

県立病院職員は県職員であり、

「地元のために」という意識は常に持ち続けています。

県立病院で働くことを志す人は地域貢献の気持ちを忘れないでほしいと思います。

公的な責任もあり、決して楽ではない部分もありますが、

その分やりがいのある仕事です。